How to トラブル予防、かいけつ!

メディア等で取り上げられた日常の「トラブル」「困りごと」の回避・予防を、できれば解決方法をまとめて記載するベージです!

2013年04月

ウィンドウズXPサポート終了の何が問題なの?

a0027_001189_m パソコンのOSソフト「ウィンドウズXP」のメーカーである
 マイクロソフト社によるサポートが2014年4月に終わる
 予定で、そのため混乱が起きるのではないかという
 報道がなされています。
 さて、何が問題で、どのように対応すればよいので
 しょうか?



 まずOSとは?ウィンドウズXPとは?                     

  ①OSとは
    オペーレーティング・システムの略で、パソコン全体を管理するソフトウェアの
    ことです。基本ソフトウェアとも呼ばれます。
    たとえばパソコンに文書作成ソフトや、便利なアプリが入っていても、このOSが
    無ければ使えません。パソコンにとってまず最初に必要なソフトウェアで、通常、
    市販一般向けパソコンには導入された上で販売されています。

  ②ウィンドウズXP
    まずウィンドウズとは、世界最大のコンピューターソフトウェア会社
    マイクロソフト社製のOSです。ウィンドウズXPは、2001年に発売されたOSです。
    その後、その後「ウィンドウズ・ビスタ」「ウィンドウズ7」そして現在「ウィンドウズ8」が
    販売されています。
    しかし、ウィンドウズXPは、日本国内では2013現在年4月現在、業務使用・個人使用
    合わせてウィンドウズ7に次いで2番目に多く使用されているとのことです。
    ご自身のパソコンのOSが該当しないか確認してみてください。

      

 サポートが無くなるとは?                           

  ①パソコンは使えなくなるの?
    パソコンは引き続き使用できます。但し、トラブルが発生する可能性が
    サポートがあるOSを使用しているパソコンと比べると高くなる可能性があります。

  ② サポートとは?
    世の中に完全無欠のソフトウェアはまず在りません。ですからメーカーは
    ソフトウェア発売後も改善・修正を行い、利用者がその内容に更新(アップデート)
    できるようにしています。通常無料です。
    そしてマイクロソフト社によるウィンドウズの改善・修正は頻繁に行われ、
    最低月1回の頻度とも言われているようです。
    ウィンドウズXPについてはこの改善・修正とその提供が2014年4月に終了
    するのです。


   
 可能性があるトラブル                              

   
  コンピューター、インターネットに関する技術は日々進化しています。それは、
  プラス面だけではなく、新手のウイルス不正アクセスなど外部への攻撃技術
  生み出してします。
  そして、その外部攻撃のねらい目は、ソフトウェアの弱い点です。

  弱い点には種類があります。一つはもともとの欠陥、そしてもう一つは周囲の進化に
  対して取り残された技術
です。

  つまりサポートが無くなるウィンドウズXPは、外部からの攻撃に対して、危険な
  状態になる可能性が大になる
ということです。パソコンをつかさどるOSですから
  影響大です。
  そしてウィンドウズXPの利用者の多さからIT業界では「2014年問題」と呼ばれ、
  深刻視されているほどです。

  そして外部攻撃の恐ろしさは最近の報道でご存知かと思いますが下記が一例として
  挙げられます。
a1640_000191_m
パソコンを乗っ取られ、犯罪に利用され冤罪をこうむる
インターネット銀行の預金を勝手に送金されてしまう
パソコン内に記録している情報を抜き取られる
パソコが使えなくなる
                ほか



 対処方法                                      

   いずれにしても費用は必要となりますが、今やパソコンは便利な生活を送るには
   必需品です。2014年4月までに検討する必要があります。ちょうど消費税が増税
   される予定のタイミングです。

  ①OSを切り替える
     OSだけを購入して、現在使用されているパソコンに導入・設定する方法です。
     最新版はウィンドウズ8ですが、ひとつ前のウィンドウズ7も通販等で購入する
     ことができます。

                          Windows OSソフトウェア通販

  ②パソコンごと買い替える
     一般向け市販パソコンは通常、最新版のOSがあらかじめ導入・設定されてい
     ます。
     また、一部ではパソコンごと買い替えの方がOSだけの切り替えより望ましいとの
     意見もあります。

     <理由>
        ウィンドウズXP販売当時の市販パソコンの機能では、最新のOSを
        導入しても活かされないということです。
        支出費用に対する得られる効果として、パソコンごと買い替える方が
        結果お得になるということのようです。

        デスクトップ・パソコン  ノートパソコン  タブレットPC

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フェイスブック 職場の人間との利用によるトラブル事例と対処

フェイスブックの日本での会員数の伸びは世界でも有数で、2012年で約1700万人弱に
達していることは以前の記事でもお伝えしました。
しかし急激な進展で利用方法・マナーが成熟していない為か、ソーシャルメディア
・ハラスメント
というトラブルが職場で増えているそうです。

 トラブル事例①上司が部下に「友達申請」                  

a1640_000190_m ・部下サイド
  友人とのやりとりを見られたくないなどの理由で、
  申請は困る。女性、若年層ほど悩む傾向がある。

 ・上司サイド
  部下との意思疎通を図りたい、距離を縮めたい等の
  意図で申請するも承認されず「嫌われているのでは
  ないか」と悩むことに。


 トラブル事例②フェイスブック上、友達になった場合            

a0002_004054_m
 ・フェイスブック上での他の友人とのやりとりを
  職場で話題にされ不快感

 ・休日や勤務時間以外の行動を知られている
   事を職場での会話の中であらためて認識し
  プレッシャーを感じる。


 フェイスブックによる職場での人間関係トラブルを避けるために    

  ①友達」申請が招く結果を認識した上で申請する
     通常の会社生活では簡単には知り得ない情報を自動的に知ることになる事を
     そして相手にその承認を求める行為であることを理解した上で申請する必要が
     あります。
     相互の立場、人間関係によっては、申請がマイナスにはたらく可能性があります。

  ②プライベート情報の取扱に注意
     フェイスブックはインターネット上のサービスであるので、投稿された情報は
     厳密には公開された情報とも言えますが、それでも実際はフェイスブックの
     仕組上、他人が容易知り得ない情報です。 
     故にフェイスブックで知り得た情報を、職場で第三者に知らせる行為は
     トラブルになり得る
ことだと認識しておく必要があります。

  ③現実社会での相手との距離を忘れない
     フェイスブックでの「友達」は当然あくまでソーシャル・メディア上の名称に
     過ぎず、職場でのお互いの立場本来の人間関係を認識してフェイスブックを
     利用する必要があるといえます。
     職場での人間関係である以上、プライベートには踏み込めない領域があることを
     理解しておく必要があります。

 
  ④グループ、プライベート設定を活用してプライベートを極力守る
     プロフィールは上司なら会社での立場上、既に知っている可能性がありますが、
     項目によって「友達」でも見ることができない設定はできます。
     また、特定の友人との投稿は「グループ」機能を利用するのもひとつの方法です。
     グループを「非公開」または「秘密」に設定すれば、グループに参加している人
     以外は投稿を閲覧できません。
     グループ参加資格を出身校OBやクラスメート、サークルなどに設定しておけば、
     職場の人は入ってくることはできません。
 
 



メール利用の際、知人の個人情報流出に注意

a0008_001867_m 先日、ある衆議院議員がメール利用の際、個人情報を
 流出させてしまった事故があり報道されました。
 しかし、特別な事故ではなく、誰でも犯しがちな行為
 よるものです。実際、行ってしまっているかもしれません。
 何が問題になるのかと、本当はどのようにメールを
 利用すべきだったかを確認します。



 問題となったメール送信の経緯                         

 ① メールの形態
    議員が160人の方に行事案内を一斉送信しました
 ② 送信対象者(受信者)
    議員本人や秘書が名刺交換していた方々
 ③ 受信者の反応
    一部に受信者からプライバシーの配慮を求められるクレーム連絡が議員側に
    入れられる

 クレームが入れられた要因                           

  メールは各受信者の氏名メールアドレスが、全受信者が判る形式で送信されて
  いました。
  ですが受信者160人の方々は、上記②から推測できますが互いに知り合い
  はないようです。
  つまり受信者は議員によって、他人に氏名とメールアドレスを晒されてしまったのです。

 氏名とメールアドレスの組み合せ                       

  特定の個人を識別できる情報であるため個人情報と定義されます。


 法律には触れていませんが                          

  個人情報保護法という法律がありますが、対象者が一定の個人情報数以上を
  取扱う事業者等となっており、この議員の場合は対象にならないと推測されます。
  ですから法律違反にはなりません。
  ですが、このメールで案内された行事の実施が議員の後援者を増やすことであった
  とすれば、逆効果になってしまったと言えます。
  頼りない議員、事務所であるというイメージを作ってしまったかもしれません。

  
 特別な事例ではありません                           

a0002_002256_m 議員の方が行ったことでしたので、公になり
 報道もされましたが、このような形態のメールは
 時々見かけてきました。
 送られた来たメールに面識のない方の名前と
 メールアドレス、場合によっては勤務先や所属
 団体名などまでわかってしまう形のメールを受け
 取ったことは何度かあります。自分の情報も
 見ず知らずの人に知られてしまっているわけです。


 実害が出れば損害賠償請求も                        

  一般の方は個人では、通常個人情報保護法の規制対象になりません。
  しかし、行った行為で個人情報を漏えいしてしまい、情報の対象者に何らかの
  実害・実損が出た場合、法律で罰せられなくても、民事での損害賠償請求の
  対象
となる可能性はあります。


  
  
 しかし本当に怖いのは                             

  そのようなメールを出すことによってプライベートや仕事において、頼りない人
  ちゃんと仕事が出来ない人などというマイナス・イメージを与えてしまうことです。


 BCC機能を使う                                 

  メールの送信宛先を設定の際、「宛先」「CC」「BCC」と3つ欄がありますが、
  「BCC」使うと、その欄に指定した宛先の氏名・メールアドレスは受信者の
  メール画面に出なくなります

  つまり、他の誰に送信されたのか受信者側にはわかりません。
  議員もこの方法をとるべきだったのです。簡単な作業です。
  お互いを知らない、またはその可能性が一部でもある多数の人を対象に
  一斉メールを送る際は、この方法をとならなければなりません

衣類スプレー一部商品に防水スプレーと同様の危険性

国民生活センターが2013年4月4日付で、衣類用のスプレー製品の一部に防水スプレーに
含まれるフッ素樹脂やシリコーン樹脂を使いながら、防水スプレーに表示されている
注意表示がなされておらず、消費者が知らずに使用して中毒・障害を発症する恐があり
既に事故が発生していることを発表しています。

 防水スプレーの危険性について                            

notes 1992~1994年に防水スプレーによる急性中毒事故
 多発したとのことです。防水スプレー主成分である
 フッ素樹脂またはシリコーン樹脂等の撥水剤が原因の
 呼吸器系中毒です。そこで1996年に国民生活センター
 から注意喚起が行われ、1998年には旧厚生省から
 対策手引きが策定されました。
 そして現在、防水スプレーには左写真のように
 注意喚起表示が目につきやすいように記載されています。


 防水スプレーによる重大事故例                            

  1994年自宅玄関で50代男性が、ゴルフウェアに防水スプレーを使用。戸を開けて換気を
  確保していたが、戸から吹き込んできた風でスプレーの噴霧を吸引。体調を崩し病院に
  行くと肺水腫の症状との診断。後日死亡


 衣類スプレーによる事故                                 

  2012年8月、UVカット効果をうたうスプレーを使用した方が中毒症状を発症、入院
  原因はこの衣類スプレーには、シリコーン樹脂が使われており、成分表示はされているものの
  防水スプレーには記載される注意喚起表示が無かったため、室内で換気を確保せず使用し、
  吸引してしまったためとのことです。


 国民生活センターによる衣類スプレーのテスト結果                 

  汗ジミ防止UVカット、抗菌、消臭、香る静電気防止といった効果をうたう製品の一部商品に、
  フッ素樹脂シリコーン樹脂等の成分が使われ中毒リスクが高いことが判明したとのことです。
  しかし、その商品の中にはフッ素樹脂やシリコーン樹脂等の成分表示が無いものがあったと
  ことです。
  また、吸引についての注意喚起表示がまったく無もの、表示が目立つように記載されて
  いない
ものがあったとのことです。


 国民生活センターの動き                                 

  衣類スプレーのメーカー、そして監督者の行政に対して、改善策の実行を要望しています。
  しかし、要望通り実施されたとしても時間がかかります。消費者の自己防衛が必要です。


 消費者の自己防衛にすすめられる方法                        

① もう一度、防水スプレーの危険度と使用方法を再認識して使用する
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 ・屋外で周囲に人がいない事、風向き確認して自分も
  吸引しないように注意して使用する
 ・ペットに対しても危険。隣家などのペットにも影響がない
  場所で使用する
 ・子供には使用させない、保護者が使用する。


② 汗ジミ防止(UVカット、抗菌、消臭、香る)、静電気防止といった効果をうたう衣類スプレー
 ・使用前にフッ素樹脂、シリコーン樹脂などの撥水剤成分が使われていないか確認する
 ・上記成分が含まれている場合、防水スプレーと同じ使い方をする
 ・成分が確認できない場合も、念のために防水スプレーと同じ使い方をする



プロフィール

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