パソコンのOSソフト「ウィンドウズXP」のメーカーである
マイクロソフト社によるサポートが2014年4月に終わる
予定で、そのため混乱が起きるのではないかという
報道がなされています。
さて、何が問題で、どのように対応すればよいので
しょうか?
まずOSとは?ウィンドウズXPとは?
①OSとは
オペーレーティング・システムの略で、パソコン全体を管理するソフトウェアの
ことです。基本ソフトウェアとも呼ばれます。
たとえばパソコンに文書作成ソフトや、便利なアプリが入っていても、このOSが
無ければ使えません。パソコンにとってまず最初に必要なソフトウェアで、通常、
市販一般向けパソコンには導入された上で販売されています。
②ウィンドウズXP
まずウィンドウズとは、世界最大のコンピューターソフトウェア会社
マイクロソフト社製のOSです。ウィンドウズXPは、2001年に発売されたOSです。
その後、その後「ウィンドウズ・ビスタ」「ウィンドウズ7」そして現在「ウィンドウズ8」が
販売されています。
しかし、ウィンドウズXPは、日本国内では2013現在年4月現在、業務使用・個人使用
合わせてウィンドウズ7に次いで2番目に多く使用されているとのことです。
ご自身のパソコンのOSが該当しないか確認してみてください。
サポートが無くなるとは?
①パソコンは使えなくなるの?
パソコンは引き続き使用できます。但し、トラブルが発生する可能性が
サポートがあるOSを使用しているパソコンと比べると高くなる可能性があります。
② サポートとは?
世の中に完全無欠のソフトウェアはまず在りません。ですからメーカーは
ソフトウェア発売後も改善・修正を行い、利用者がその内容に更新(アップデート)
できるようにしています。通常無料です。
そしてマイクロソフト社によるウィンドウズの改善・修正は頻繁に行われ、
最低月1回の頻度とも言われているようです。
ウィンドウズXPについてはこの改善・修正とその提供が2014年4月に終了
するのです。
可能性があるトラブル
コンピューター、インターネットに関する技術は日々進化しています。それは、
プラス面だけではなく、新手のウイルス、不正アクセスなど外部への攻撃技術も
生み出してします。
そして、その外部攻撃のねらい目は、ソフトウェアの弱い点です。
弱い点には種類があります。一つはもともとの欠陥、そしてもう一つは周囲の進化に
対して取り残された技術です。
つまりサポートが無くなるウィンドウズXPは、外部からの攻撃に対して、危険な
状態になる可能性が大になるということです。パソコンをつかさどるOSですから
影響大です。
そしてウィンドウズXPの利用者の多さからIT業界では「2014年問題」と呼ばれ、
深刻視されているほどです。
そして外部攻撃の恐ろしさは最近の報道でご存知かと思いますが下記が一例として
挙げられます。
・パソコンを乗っ取られ、犯罪に利用され冤罪をこうむる
・インターネット銀行の預金を勝手に送金されてしまう
・パソコン内に記録している情報を抜き取られる
・パソコンが使えなくなる
ほか
対処方法
いずれにしても費用は必要となりますが、今やパソコンは便利な生活を送るには
必需品です。2014年4月までに検討する必要があります。ちょうど消費税が増税
される予定のタイミングです。
①OSを切り替える
OSだけを購入して、現在使用されているパソコンに導入・設定する方法です。
最新版はウィンドウズ8ですが、ひとつ前のウィンドウズ7も通販等で購入する
ことができます。
②パソコンごと買い替える
一般向け市販パソコンは通常、最新版のOSがあらかじめ導入・設定されてい
ます。
また、一部ではパソコンごと買い替えの方がOSだけの切り替えより望ましいとの
意見もあります。
<理由>
ウィンドウズXP販売当時の市販パソコンの機能では、最新のOSを
導入しても活かされないということです。
支出費用に対する得られる効果として、パソコンごと買い替える方が
結果お得になるということのようです。
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