フェイスブックの日本での会員数の伸びは世界でも有数で、2012年で約1700万人弱に
達していることは以前の記事でもお伝えしました。
しかし急激な進展で利用方法・マナーが成熟していない為か、ソーシャルメディア
・ハラスメントというトラブルが職場で増えているそうです。
トラブル事例①上司が部下に「友達申請」
・部下サイド
友人とのやりとりを見られたくないなどの理由で、
申請は困る。女性、若年層ほど悩む傾向がある。
・上司サイド
部下との意思疎通を図りたい、距離を縮めたい等の
意図で申請するも承認されず「嫌われているのでは
ないか」と悩むことに。
トラブル事例②フェイスブック上、友達になった場合
・フェイスブック上での他の友人とのやりとりを
職場で話題にされ不快感
・休日や勤務時間以外の行動を知られている
事を職場での会話の中であらためて認識し
プレッシャーを感じる。
フェイスブックによる職場での人間関係トラブルを避けるために
①「友達」申請が招く結果を認識した上で申請する
通常の会社生活では簡単には知り得ない情報を自動的に知ることになる事を
そして相手にその承認を求める行為であることを理解した上で申請する必要が
あります。
相互の立場、人間関係によっては、申請がマイナスにはたらく可能性があります。
②プライベート情報の取扱に注意
フェイスブックはインターネット上のサービスであるので、投稿された情報は
厳密には公開された情報とも言えますが、それでも実際はフェイスブックの
仕組上、他人が容易知り得ない情報です。
故にフェイスブックで知り得た情報を、職場で第三者に知らせる行為は
トラブルになり得ることだと認識しておく必要があります。
③現実社会での相手との距離を忘れない
フェイスブックでの「友達」は当然あくまでソーシャル・メディア上の名称に
過ぎず、職場でのお互いの立場、本来の人間関係を認識してフェイスブックを
利用する必要があるといえます。
職場での人間関係である以上、プライベートには踏み込めない領域があることを
理解しておく必要があります。
④グループ、プライベート設定を活用してプライベートを極力守る
プロフィールは上司なら会社での立場上、既に知っている可能性がありますが、
項目によって「友達」でも見ることができない設定はできます。
また、特定の友人との投稿は「グループ」機能を利用するのもひとつの方法です。
グループを「非公開」または「秘密」に設定すれば、グループに参加している人
以外は投稿を閲覧できません。
グループ参加資格を出身校OBやクラスメート、サークルなどに設定しておけば、
職場の人は入ってくることはできません。