保護者また普段児童に関わっている方々は、子供たちの
インターネット利用は現代では必須であることを認識して
いるが、一方で不安も抱いているという状況のようです。
インターネットへの接続は、今ではパソコンだけでなく、
スマートフォンでも利用できるようになっています
そして不安とは具体的には「意図しない課金サービスの
利用」、「有害サイトや不適切な画像の閲覧」、「個人情報
の漏洩」などが上位に挙げられるようです。
対策実施状況
では実際、子どもの使用するパソコンに対策を実施しているかというと
トレンドマイクロ(株)のリサーチによると下記のとおりです。
前述の不安を払しょくするための物理的対策はまだ不足しているのが
現実のようです。
・ウイルス対策を導入している 約6割
・ペアレンタルコントロールを導入している 約25%
内、すべてのパソコンに導入しているのは半分弱
※ペアレンタルコントロールの導入によって出来る事(ソフトによって差異はあります)
・閲覧を許可または禁止するWebサイトの指定
・インターネットやコンピュータを使用する時間帯設定
・パソコンにインストールされているソフトの使用の個別制限指定
インターネット上の脅威・現状の実例
① 警察庁はインターネット上で2012年、3万8933件の違法情報を確認したと発表
これは統計を取り始めた2007年以降最悪
・わいせつ画像の掲載が全体の70%を占めた
・減少傾向にあるものの、違法薬物売買に関する書き込みも上位に入る
② 法外な利用料を請求する“ぼったくりアプリ”が急増
アプリ自体のダウンロードは無料であるが、アプリの案内に従って操作して
わずか数分の動画を見るだけで十数万円を請求されるケースも発生。
しかも、法律の隙間をつくように巧妙に設定されていて、この利用料の請求は
違法とはならず、現在は取締の対象にならないので注意が必要です。
更に脅威なことは、同様・類似アプリがグーグルの公式サイトで増えている点。
今年2013年1月に存在が確認されてから、これまで500件以上が見つかって
いるそうです。
パソコンでの対策
ペアレンタルコントロールの設定
① ウイルス対策ソフトの機能の活用
ペアレンタルコントロール機能も併せ持つソフトもあります。インストール
しているウイルスソフトの機能を操作画面でチェックしてみてください。
ペアレンタルコントロール機能付ウイルス対策ソフト
② 無料サービスの活用
「YAHOO!あんしんねっと」等が現在無料でサービスを提供しています。
ペアレンタルコントロール(フィルタリング)設定ができます。
スマホでの対策
スマートフォンにも対策設定できます。
またスマートフォンは通話用回線でのインターネット接続とは別に、Wi-Fiなど
無線LANの接続利用に対しては、別に専用アプリが必要な場合もあるそうです。
携帯会社によっては無料で提供しているとのことです。
いずれにしても、利用携帯会社のお近くの窓口で相談の上、設定されることが
お勧めされます。