How to トラブル予防、かいけつ!

メディア等で取り上げられた日常の「トラブル」「困りごと」の回避・予防を、できれば解決方法をまとめて記載するベージです!

ノロウィルス

ノロウィルス対処法2012-13年④家庭内感染の予防

今回は「家庭内感染」に対する予防法をまとめました。

【多い家庭内感染】
室内 
 発症して治癒するまで安静にする場所は通常自宅となる
 場合が、ほとんどでしょう。
 これまで、ご案内した「間接感染」「食べ物からの感染」に
 対する予防方法の実践だけでは、家庭内感染防止には
 不十分となってしまうケースがあります。

 発症者はおう吐下痢など繰り返すので、処理、対応を
 間違えると家庭内感染が避けられない為です。
 
 
【床などにおう吐してしまった場合】
  おう吐物は飛散し、半径2~3メートル先までノロウィルスが広がってしまっている
  可能性があると考えるべきとのことです。片付けはもちろん、消毒が必要です。  

【消毒には漂白剤を利用】
  アルコールは対ノロウィルス消毒効果はあまり期待できません。
  ノロウィルスに対しては、塩素系漂白剤(成分として次亜塩素酸ナトリウムを5%含有)
  を10倍に薄めたものが消毒効果があるとのことです。  
  床のおう吐物を回収した後の消毒のほか、感染した家族も触れるドアノブなどの消毒
  にも利用できます。布巾などに染み込ませて使うとよいとのことです。

【塩素系漂白剤使用時の注意事項】
  ・酸性タイプの漂白剤絶対に混ぜない有毒ガスが発生し大変なことになります   
  ・その他、アルコール等や洗剤薬品混ぜない
  ・水で薄めるときも、漂白剤のボトルに直接水を入れない
  ・床がカーペットなどの場合、色が落ちてしまう可能性があります
  ・製品(漂白剤)の使用上の注意をよく確認してください

【床のおう吐物を処理する際、おう吐物に直接触れないようにする】
処理セット 
   次のモノを準備。
 使い捨て手袋。使い捨てマスク。ビニール袋。消毒液。
 出来れば捨てられるエプロン(状のモノ)。ペーパータオル。
 今シーズン集団感染が発生してしまった施設では、
 上記のモノを使い回したことも原因のひとつと推測
 されているようです。


【処理手順】

  ①手袋、マスク、エプロンを着用。
   ペーパータオルで、おう吐物を外側から包み込むようにして、すくい上げる。
   その際、沢山すくおうと床をこするようにしてはダメ
   少ししか、すくえなくても1回1度限りとしビニール袋に入れる。
   ビニール袋は上記写真のようにゴミ入れなどにセットして口を広げておくと、
   すくったおう吐物を入れ易い。

  ② ①のビニール袋に消毒用に薄めた漂白剤を入れて殺菌する。

  ③床のおう吐物がなくなるまで①②を繰り返す

  ④おう吐物があった場所、飛散したと思われる箇所にペーパータオルをまんべんなく敷く。
   その上から消毒用に準備した薄めた漂白剤を敷きつめたエリアの外側から内側への
   順番でまく。

  ⑤仕上げにペーパータオル(捨てられるタオル)で水拭きする。

  ⑥手袋、マスク、(エプロン)も捨てる。外す際表面に触れないように注意が必要。
   手袋は二重にしていると表面に触れないように外し易い。
   これらもビニール袋に入れ、しっかり口を締めて廃棄する。

【処理作業前後の注意事項】
  ・作業前に換気を確保する
  ・速やかに作業にとりかかる。おう吐物が乾くと、空気中にウィルスが
   漂い
やすくなり手の打ちようがありません。
  ・作業時に着用していた衣類は水洗いし、塩素系漂白剤で消毒または
   85度以上の熱湯に1分間以上つけて殺菌する
  ・もちろん手洗いも行いましょう。

行徳デクラスロゴ角丸


  


ノロウィルス対処法2012-13年③食べ物からの感染を予防

今回は「食べ物からの感染」に対する予防方法です。

台所







【食べ物からの感染例】
  ①ノロウィルスが付着した食品を食べた
  ②調理器具食器などがノロウィルスに汚染されていた
  ③ノロウィルス感染者調理した

【食品をウィルスから守る】
  「手洗い」でノロウィルスを食べ物の周辺に持ち込まない。移動させない。  

【食品にノロウィルス付着の可能性をなくす】
  調理器具や食器、食品を85度以上の熱湯1分以上加熱するとノロウィルスは
  死滅します。
  
【ノロウィルス感染を自覚したら調理などを行わない】
  人によっては、それほど強い症状が出ない場合もあるとのことですがそれでも家族
  その他の人に対してウィルスを感染させる可能性は高いままです。  
  ノロウィルスに対する対抗力には個人差があるので、感染させてしまった人に激しい症状が
  出てしまうこともあるようです。

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ノロウィルス対処法2012-13年②間接感染予防法

今回は、ノロウィルスによる感染性胃腸炎の間接感染の予防法です。

【なぜ流行しているのか】
  この冬のノロウィルスは変異型で、多くの人が免疫を持たないためと推測されています。
  

【予防しか防御方法が無い】
  ノロウィルスに対する効果的な抗ウィルス薬が無いため。

【アルコール消毒は効かない】
  過去のインフルエンザの流行から、今では様々な場所に消毒用のアルコールが設置
  されていますが、ノロウィルスには効果がほとんど期待できないとのことです。
  
【感染経路】
  ①間接感染
  ②食べ物から感染
  ③おう吐物から感染

【間接感染】
  不特定多数者が利用するドアノブや電車のつり革などにウィルス保有者が接触した後、
  そこに触れて、その手からノロウィルスが口から入ることで感染、発症することになります。  

【間接感染を防ぐための方法「手洗い」】
  効果が保証されるものではありませんが、感染の可能性を小さくする方法です。  
   手洗い
 ①手順
  ・外出から帰宅時、食事や食べ物を触る前
       トイレの後等に実施
  ・石けんを使い、蛇口を空けたまま、流水
       15秒以上出来れば30秒洗う
  ・清潔なタオルや、ペーパータオル等で拭く

 ②留意点
    ・「流水」であること。洗面器に溜めた水では効果を期待できない
    ・親指を洗い残すケースが多いので注意
    ・蛇口のハンドル部分も、洗い流すなどしてウィルスがとどまらないようにする
     
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ノロウィルス対処法2012-13年①症状・対処・治療

この冬のノロウィルスを原因とする感染性胃腸炎の流行が、テレビや新聞などで
連日報道されています。そこで対処方法についてまとめてみました。

今回は「症状」や「症状に対する対処法」をまとめました。

【症状】
  感染後、24~48時間の潜伏期間を経て
  1~2日間ほど、激しいおう吐下痢等が続く。また軽い発熱もある。
  幼児・高齢者以外の普段健康な方の場合、重症化することは少なく
  自然治癒する。但し、体力を回復するには1週間ほどかかる場合もある。

【幼児・高齢者は重症化の可能性があり要注意】
  高齢者幼児
  おう吐物を詰まらせ窒息したり、
  脱水症状を起こしたり、細菌が
  肺に入り肺炎を発症した例も
  あるとのことです。




【感染を自覚したら脱水症状の発症を防ぐ】
  スポーツ飲料等のように糖分や塩分を含んだ飲料少しずつ飲む
  少しずつ飲むことによって、体内で吸収されやすくなるとのことです。

【脱水症状になったら医療機関へ】
  長時間一度も排尿が無い場合は脱水症状に陥ってることが疑われます。
  強い吐き気や体力の消耗などで水分を飲むことが出来ない状態が長く続いた
  時も脱水症状に陥るのは時間の問題ですので診療所・病院などへ行く必要
  があるとのことです。

【治療】
  点滴
  ノロウィルスに対する効果的な
  抗ウィルス薬が無い
ため、
  発症した後、症状に対する治療
  行われるとのことです。
  例えば点滴など。





【胃腸薬・下痢止めの使用は注意が必要】
  薬の種類によっては、体内からウィルスの排出を抑えてしまい回復を遅れせる
  こともあるので注意。薬剤師さんなどに相談するなど確認することが必要でしょう。
 
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